従来の国税の納付方法は以下の通りです。
〇窓口にて現金払い
金融機関または住所地等の税務署にて支払
コンビニにて支払(バーコード付納付書のみ)
〇振替納税(定期に口座引落し)
対象は所得税、復興特別所得税、個人事業者の消費税等に限定
納付の期限までに「預貯金口座振替依頼書・・・」に金融機関届出印を押して提出
〇ダイレクト納付(事前届出口座から振替をネットで指示)
事前に(約1月前)ダイレクト納付利用届に振替口座を記入し提出
電子申告等データなどの送信後、メッセージボックス内の受信通知から振替を指示
〇インターネットバンキング等による納付(登録方式)
e-Taxソフトにて「納付情報登録依頼」を作成送信(電子署名不要)後、
メッセージボックスの受信通知内の「納付区分番号(10桁の数字)」を取得し、
インターネットバンキング等の納税メニューより必要な番号を入力することにより
利用口座から振替える方法
附帯税を含むすべての税目の納税が可能
〇インターネットバンキング等による納付(入力方式)
登録方式のように事前に納付情報を作成送信することなく
インターネットバンキング等にて納付指示を行う際に
決められた方法により「納付目的コード」を自身で作成して納付する方法
所得税、法人税、地方法人税、消費税等、復興特別所得税、復興特別法人税の6税目限定
平成29年よりクレジットカードによる納付が可能になりました。
インターネットを利用して「国税クレジットカードお支払いサイト(平成29年1月4日開設)」を通じて納付する方法
ほぼすべての税目で利用可能
24時間利用可能
事前の手続きが不要
支払回数の選択が可能(一定の場合クレジットカード会社の手数料発生)
納付税額の上限がない
などのメリットがある一方
納付税額に応じた決済手数料がかかる(1万円まで82円、1万円を超えるごとに82円加算)
納付後。納税証明発行まで3週間程度かかる
リボ払いなどによる利息負担の増加
カード債務者の増加
などのデメリットもあります。
国とカード会社にとってはいいのかな
税理士工藤のブログ
税務会計のみならず様々な事象を取り上げていこうと思っております。
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